10
:
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
: < >
--.--.-- *--*

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2011.09.03 *Sat*

映画「奇跡」 8月は是枝監督作品で・・・

8月鑑賞の記録から。両方、夏休み中の息子と行きました。
 
 息子は初めてのミニシアター。ポップコーンを売ってない映画館です。
 エンドロールの最後まで、観客誰ひとり席を立ちませんでした。
 映画より、そういう映画館のあり方に感動してました。映画にもちゃんと反応しろ、と思う母です。

 「奇跡」は是枝作品。「誰も知らない」に続く、子どものロードムービー。
 日常を丁寧に描くまったりした前半と、子どもだけで旅に出る動きのある後半の対比が印象的でした。
 周囲の情景に溶け込むように、ひっそりと、脇役に徹している大人たちが秀逸です。
 橋爪功とか、樹木希林とか、ちょっと反則な名優たちが淡々と濃密に日常を紡ぐ中、闊達に動き、考える子どもたち。
 さすが是枝監督。子供たち、自由に、普通に会話していて演技とは思えない。

 両親が離婚して、別々に暮らしている兄弟を中心に、鹿児島と福岡に住む子どもたちが熊本に集結します。
 九州新幹線開通の日、上り新幹線と下り新幹線が初めてすれ違う瞬間を目撃すれば願い事がかなう、という噂を信じて。
 いくつか、不思議なめぐり合わせにも助けられながら、その瞬間を目にすることができ、また日常に戻っていく・・・。
 奇跡は起こったか・・・?・・・という映画ではありません。日常のなにげないひとつひとつが、奇跡のような作品でした。
 主人公のお兄ちゃんは、結局願い事をしませんでした。
 「両親がまた一緒に暮らしてくれますように」と、あれほど強く、毎日毎日念じていたのに。
 わざわざ旅に出て、大変な思いをして新幹線を観るポイントにきたのに。
 彼は、その瞬間、「自分の願い事より、世界を選んだ」んです。
 毎日、降ってくる灰に恨み言を言い、桜島を眺めては「噴火すればいい、そうすれば福岡に戻って家族一緒に暮らせる」なんて考えていた男の子が、奇跡を願うはずの瞬間、そういう願いの一切を手放すわけです。
 小さな旅。日常生活にあけた空白の1日。
 戻ってくると、いつもの日常ながら、ひとつ大きく、自由になった子どもがいるわけです。

 この映画を観ながら、うちの子たちが毎年参加している40キロウォークを思い出しました。
 ただ歩くだけなのに、出発前と帰宅後では、明らかに何か、成長してるわけですよ。
 歩きぬいた子が、「やったあ」とか、「すごいでしょ」とか言うのではなく、ものすごくシリアスな顔で考えながら「来年は水筒じゃなくてペットボトルにする。歩きながら飲みやすいから」とか、「合羽を入れる位置は・・・」とか、「日が暮れる前に着くためには・・・」とか、来年参加するための作戦をしきりに考えていてびっくり。
 具体的に何が成長なのか、言葉にはできないあの感じ・・・。あれが、奇跡だったのかなあ・・・なんて。



スポンサーサイト

COMMENT

Comment Form


非公開コメント


TRACKBACK

TrackBack List


プロフィール

didi

Author:didi
FC2ブログへようこそ!













検索フォーム







ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



Copyright © Didi’s Table All Rights Reserved.
テンプレート配布者: サリイ 素材: ふるるか ・・・
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。