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2011.09.24 *Sat*

善徳女王・・・緋翠様への手紙「ピダム考」

 ドラマの感想をブログで読むというテを、この善徳女王で知りました。楽しいコラムがたくさんありますね その中で、この善徳女王に関して、私のど真ん中を射抜くコラムを見つけ、没頭して読んでおります。
 そのコラムの筆者、緋翠様に感想を届けようと思ったら、長すぎてコメにおさまらない。それで、ここに感想文とお手紙を書いてしまいます。緋翠様にも了解を得ました。
 記事を隠すとか、リンクをはるとか、ブログを紹介するとか、私はそういうことの手段がよくわからない初心者なので、ここでは本当に個人的な手紙だけを書くことになりますから、時折読みにきてくれる友人たちよ、君たちには「訳わからん」モードに入る。ゆえにこの記事は、スルーしてくれたまえ。

 前置きが長くなりました。では。

緋翠様
 ブログを読破させていただきました。面白かったです。「目からうろこ落ち」の連続で。
 
 中でも、ピダム考察。「スケールのでかいダメ男」理論、ありましたよね。
 引用させていただきますと、
「例えば、善徳女王を代表するダメ男・ピダム。1話で捨てられて、21話で再登場した彼は、最終話までのべ42話もダメ男ぶりを発揮。腕っぷしは立つが倫理観めちゃくちゃな状態からスタートし、気になる女の子に振り向いて欲しいあまりに花郎達の人生をぶち壊そうとし、愛情表現が足りないと育ての親に剣を向け、たまに天性の女たらしスキルを発揮しつつも自分を捨てた母親に未練タラタラ、それでも人生が懸かった日に彼を必死になって気遣ってくれた愛する女の子に対し、下した結論は、オレ以外の人間を愛せないよう、女から全て奪ってやる、だったりして、その上やっとこさ愛しの彼女が振り向いて結婚までしてくれるっつーのに、彼女の言葉ではなく他の男の言葉に踊らされ、彼女の気持ちなんか考えもせず、「世の中デッドオアアライブだろ」的発想で国中を巻き込む反乱を起こす。すげぇ。こんなにスケールのでかいダメ男は初めて見た!」 ・・・ってこれです。
 この容赦ないぶっとんだまとめ方に、大笑いのち大納得。でも、のちにピダムが己を知り、罪の重さも知り、自分に向けられた愛情に真っ直ぐ向き合う大人の男として死んでいったことに言及されていました。
 また、別の項では、ピダムが反逆者であり続ける理由も明快に解説していらっしゃる。
「(反逆者となった)ピダムの目的は、トンマンを人に戻すこと。玉座から解放し、その肩にある重荷を退かして、一人の女にすること。その為に反逆者となり、王座を奪おうとした。トンマンの心を救う為に」
 これまた、胃の腑にどどんと落ちました。そうか、ピダムが反逆者のままトンマンの目の前で果てることは、人としての、女性としてのトンマンを守るっていうことだったんだと。
 
 私ね、実はピダムにはあまり興味がなかったんです。ただただ、トンマンとの片割れっぷりが見事でしたから(二人のベターハーフぶりが余りに自然にストーリーを展開させていたので、魂の片割れと気づかないまま観てる人も多いですが)、トンマン目線でしか考えてなかった。

 トンマン目線でのピダムは、トンマンにとって絶対不可欠な人です。
 ピダムより、トンマンの方が切実にピダムを必要としているとずっと感じてました。
 だって、ピダムが決定的なオイタをしても許し続けていましたから。比才の八百長事件とか、ミシルの殺害命令勅書隠蔽とか。ユシンを追い落とそうと謀ったときも、一旦遠ざけようとはするものの、結局、ピダムの気持ちをなだめるために婚姻という、切ってはならないカードを切る。ピダムを傍に置くために、女に戻ろうとまでする(あのときは、チュンチュと同じレベルで私も動揺しました)。
 トンマンにとってピダムは、こんなに離れられない人なんだってわかるんです。
 だから、トンマンはいつピダムを好きになったの?って不思議に思う意見の方が不思議なんです、私。
 
 で、緋翠様の文章を読み、ピダム目線でトンマンを見てみる。
 いやあ、ピダム、イイ奴ですね。すごくいい(・・・って、いまさらですが)。
 最後まで、出会った時のトンマンを忘れず、王となった後も人として抱きしめようとする。名を持たず、友人も離れ、誰にも触れられることのないトンマンに、血の通った人であることを求めつづける唯一の男。こういう奴だったから、トンマンは絶対に手放さなかったんだ!!!と、理解した次第。

 ついでにいうと、ピダムの最期のシーン、「ピダム無双の場面だけど、私にとってあの場面は、立ち続けるトンマンの場面」というようなことも書いておられましたね。この文章にも私、ぴったり同調できました。
 その背景について、いくつかカットになった場面があったと知り、本当に残念。緋翠様がその空白をコラムで補ってくださっていて、本編で泣かなかった私は、緋翠様のその、補ってくださった文章で泣きました。トンマンが改めて痛々しすぎて・・・。

 さらに「あの瞬間こそがピダムの人生の頂点で、さらにトンマンに愛を伝えることで彼女に救いを残して死ねたんだから、ピダム自身はむしろ、精神的なサクセスストーリーを果たしたと思うんですが、そうは見えないものなのかなあ」
という一文も、同感、同感です!
 ピダムはトンマンを救ったし、トンマンはピダムに救われたことを知っていました。悲恋っちゃあ悲恋ですが、この恋は成就しています。二人ともに死んでしまいますが、魂レベルでは全然OK。生きてるとか死んでるとか、そこのとこはあまり本質ではないといいますか・・・。

 とにかく。 ピダムがいなかったら、トンマンは、政治家としても人としても立っていられなかったわけです。
 (だから、ほぼ同時に消えるように死んでいくわけですが・・・これはまた、別の機会に)。
 だからこそ、ドラマの中でもっと、ユシン・アルチョン・ピダムの感情的なやりとり、距離感、関係性を具体的なエピソードで見せてほしかったなあと思います。ミシル側では、セジョン・ソルォン・ミセンの関係が丁寧に描かれていたじゃないですか。あれをトンマン側でもやってほしかった。
 ユシンはまあ、早いうちからピダムをトンマンの特別な存在として認めていたような描写がありましたが、知りたいのはアルチョンのこと。どうやってピダムを受け入れたんだろう。まあ、忠臣アルチョンのことですから、トンマンが傍に置く、と決めた時点で受け入れざるをえなかったでしょうけど、葛藤はあったと思うんです。絶対許せないはずの八百長事件もあったし。ピダムにしても、アルチョンをどう捉えていたでしょう。多分、一番けむたい存在だったはず。
 そういう関係性をすっとばかして、途中からかなり仲間意識で結ばれてましたよね、みんな。アルチョン役の人も、ピダム最期の場面では、反逆者に対する敵対心より、身内に対する心の痛みの方で表現していました。
 トンマンとピダムの関係を、ちゃんと本編から感じるには、ユシン・アルチョンとの距離感が絶対必要だったのにい!・・・っていう、この行き場のないイライラが・・・・・あ、これって・・・。ひょっとしたら、緋翠様の二次小説にリクエストしたら、穴を埋めてもらえるのおかしら・・・・・こういうのって、ありですか?

 あ、失礼。感想を押し付けた上にリクエストなんて、あつかましい限りでございました。
 またまた長くなりましたが、緋翠様のブログで改めてピダムに出会えましたことをここに感謝しつつ感想文をおさめます。
 では、また。次にお邪魔するときまで。                                
                                                      かしこ
 
                                     
 



 
 
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COMMENT

読み応えたっぷりのご感想をありがとうございます…!
didi様、こんばんはv
これから感想の感想を失礼します(笑)

> 二人ともに死んでしまいますが、魂レベルでは全然OK。生きてるとか死んでるとか、そこのとこはあまり本質ではないといいますか・・・。

途中からですみません(汗)
ここのところに、「そうだそうだー!」と一番肯きました。「二人とも死んだから哀しい」とか、「トンマンに触れられないまま、直接遺言を伝えられないまま死ぬから可哀想」と言うのは、私も違うと思います。「死」と言う生理現象が哀しいのはある意味当たり前であって、それよりも、トン&ピの魂が、心が、「死」をどのような心境で迎えることが出来たかがより重要なんじゃないかと…。
私の場合、トンマンもピダムも、極限状態においても最期まで諦められなかった「望み」をギリギリ果たすことが出来て、でもそれが「死」を以ってしか成し得ないことだと言うことが、凄く哀しくて、涙腺を崩壊させたので(笑)

> ユシン・アルチョン・ピダムの感情的なやりとり、距離感、関係性を具体的なエピソードで見せてほしかったなあと思います。ミシル側では、セジョン・ソルォン・ミセンの関係が丁寧に描かれていたじゃないですか。あれをトンマン側でもやってほしかった。

これなんですが、『花郎世紀』を齧ってみて、どうも脚本家は意図的にこの二つのチームの描き方を変えたんじゃないかな…と言う気もしています。
勿論、ミシル側の役者さんの方が遥かにレベルが高いのでそっちをよく描いたとも取れますが(笑)、ミシルチームの三人は、『花郎世紀』によると、全員ミシルと肉体関係を持っているんですよ。ハジョンとポジョンは言うまでもなく母を同じくする兄弟ですし、ミシルチームは全体的にそう言う「肉と血の繋がり」が色濃くあって、それが人間関係をよりややこしくしている。これは普通の時代劇にはない人間関係で、それを描くことは「新羅」と言う国を描くことでもあって、ただの人間関係を示す為のものとも限らないように感じました。だからこそ、トンマンの特異性を裏付ける為にも、ミシルチームの複雑な人間関係がしっかり描かれたのかなと。

対するトンマンチームは、『花郎世紀』とは違うドラマオリジナルの人間関係である上に、プラトニックなんですよね。ユシンとは従兄弟同士ですが、他人として関係を築き上げてきましたし、そこには肉体関係は描写されていません。
ある意味、浅いと言うか、単純なんですよね、人間関係が。新羅特有の業がなくて、普通の時代劇にもありそうな感じで。
だから、個人の関係性を示すより、ユシンやアルチョンの『花郎道』をきっちり描いて、彼ら花郎にとって、「仲間に対する信頼の篤さ」がいかに大切なことかを書いた上で、敢えてピダムとの関係はさほど書かなかったのではないかなとも思いました。アルチョンの場合なんかは、ユシンに対してもそうでしたが、まあ単純な男なので(笑)、ピダムがアルチョンの「主人」であるトンマンの為に働く「同志」である以上、ピダムに対してわだかまりを持つこと自体を「道義に背く」と感じるような気もしますw

また、ピダムがアルチョンに嫉妬しなかったのは、アルチョンが「どうでもいい人」だったからかなと。ピダムがユシンに拘るのは、ピダムにとって大事な人であるトンマンとムンノが「ピダムよりユシンの方が大切」とピダムが捉えるようなことを、言ったからだと思うんです。アルチョン、ひいてはチュンチュも、「ピダムと比べて……」と捉えられるような表現はされてないからこそ、嫉妬されなかったのではないかと思います。
でも、リクエストはどこかで使えないか考えてみますw一応、女王時代のこの辺の関係性は以前アルチョン視点の『侍衛府令の誓い』と言うSSで触れたのですが、そこまで深くはなかったような…?


わわ、長々とすみません…!(汗)文章を短く纏められるよう努力せねば…。
最後に、「改めてピダムに出会えました」と仰って頂けて、本当に嬉しいですーvvトンマンもですが、ピダムについてもなかなか納得出来る見解に出会わなかったので、自分なりに考えて良かったと改めて思えました。didi様、ありがとうございます!
2011/09/24(Sat) 23:53 | 緋翠 #3GLxEfT. [Edit
Re: 読み応えたっぷりのご感想をありがとうございます…!
緋翠様
 感想の感想を、早速ありがとうございます。
 物語をこんなに掘り下げたのは初めてです。緋翠様の影響は特大です。

 「魂レベルでは全然ok」については、私、最初の視聴の時に感じてたんです。
 反乱の当事者がピダムと知った時も、「トンマンには想定内だった、そのことでピダムに失望するようなことはない」と思いました。ピダムが自分を裏切るときは、そうするしかない状況に陥っている時なのだと、トンマンはいつもわかってましたから。最後まで信じきれないピダムも、全部受け止めるしかないでしょう、あの二人の縁ならば。余生を二人で・・・という希望はあったにしても、実現が難しいことは、トンマンが一番よく知っていたんだろうって、ずっと思ってみてたんですよね。
 だから、ピダムが最後までトンマンを目指し、トンマンの目の前で果ててくれたことが、トンマンのファンとしてはありがたかったわけです。ああ、この恋は成就したんだなあって、結構ほっとした場面だったんですよね。
(すみません、だからラストに泣けませんでした。善徳女王ファンの友人たちから、総スカンくらいました)
 でもその感想にはあまり根拠がなくて、「なんとなくそう思う」程度だったんです。全部トンマン目線で、ピダムの気持ちを考えていなかったので。
 で、緋翠様の文に行き当たった。一気にピダム像が具体的になりました。
 そこでもう一度、ピダムのラストを観て泣きましたよ。魂レベルではokという部分はさらに確認できたけど、やはり、生きて、生身の身体を寄せ合う二人が観たかった、て、そのときは本当に思いました。
 おかげでまた、善徳女王を観なおすハメになったわけで・・・はい。嬉しい苦行でございます。

 それから、ミシル側、トンマン側、意図的にこの二つのチームの描き方を変えたというお話について。
 そうなんだあ、と納得。プラトニックなチームの場合はやはり、体育会系の青春ものみたいになってしまうから、ドラマ的には面白くないですかね。
 トンマンの特異性・・・という見方も、新鮮でした。歴史の裏づけを知らないままみているので、プラトニックなチームの方がオリジナルなんだって、またまた納得。ピダムとの悲恋を最後に強調しておきながら、あまりにも身体的接触が少ないのは、最後までミシルとの違いを強調したかったからでしょうか?

 ピダムにとってアルチョンはどうでもいい存在という点について。笑っちゃいました。いまさらながらピダムって、ひたすらユシンのみにこだわってたんですね。まあ、ムンノの三韓一統問題と、ユシンの結婚に対するトンマンの嘆きを同時にピダムの前で展開させちゃった脚本からみて、そこに絞って描くというのは見えていた点ではあるのですが。
 それでも見たかったなあ。体育会系熱血アルチョンが、トンマンの決め事だからではなく、アルチョン自身が悪ガキ野生児ピダムを心から認めて受け入れる場面。だめなところをがっつり叱り、有能なところは仲間として誇りに思う場面。アルチョンの演技を観る限り、トンマンの意向だからという以上に、ピダムに対する気持ちがあったように見えたので。
 ・・・トンマンの前ではロボットになっちゃう感ありのアルチョンに、そういう場面を期待するのは、変でしょうか。
 ああ、また長い長いおしゃべりになってしまいました。失礼しました。


2011/09/25(Sun) 11:41 | みやdidi #- [Edit

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