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2011.10.01 *Sat*

善徳女王・・・ミシル礼賛

「ミシルはすでに終わった政治家だった」なんて前記事で書いたもんで、「ミシル嫌い」の嫌疑をかけられまして・・・。
だからぁ!違うんですって。ミシルはお気に入りですから!!。
・・・何回言わせるかなあ・・・もう。

ということで、いきます。ミシルが好きだっていう証明。用意・・・ドン !

ミシル好き証明その1「彼女は最初に、物語に釣り込んでくれた人だった」
歴史ドラマは長丁場。私の場合、主人公が成長して登場するまでの状況説明の段階で(善徳女王の場合は2話まで)だいたい挫折します。でも、善徳女王の場合、この冒頭部でミシルに魅せられて視聴が止まらなくなりました。
トンマン登場まで、私を引っ張ってくれて、ミシル様、ありがとうございます。

ミシル好き証明その2「女優さんの演技」
いやあ、しびれましたよ。画面ごしからじっとりと絡んでくる負のエネルギー。場を支配する存在感。ヒールとしては、ハリーポッターのヴォルデモート以来のインパクト(本しか読んでないけど)。
素晴らしい集中力で、時間をせき止めるような魔女っぷりでございました。
ご自分のお顔の造形美をよくご存知で、筋肉の使い方や瞬きでもすべて計算づく。アングルごとに忘れがたい表情をインプットされて圧巻だったと思います。

さてここから本格的にミシル愛を語ります。よおく聞いて(読んで?)ください。

ミシル好き証明その3「ミシルはトンマンを最も輝かせる」
トンマンの行動の理由、叡智のきっかけ、弱さの源など、ドラマの起点はすべてミシルの言葉にあります。だからミシルとトンマンの対話の場面はどれも秀逸です。
ミシルの前で子どものように怯えるトンマン、好奇心と向学心をむき出しにしてきらきら目を輝かせるトンマン、ミシルの哀しみや痛みに触れて絶句するトンマン、どのトンマンも堪能させていただきました。
そういうトンマンを引き出してくれて、ミシルに感謝しています。

ミシル好き証明その4「滅びの美学としての大団円」
ミシルといるトンマンが素敵・・・というなら、より人間的なミシルを引き出せるのもトンマンです。
驚いたり、戸惑ったり、自信満々に何かを言い切った後に不安にかられたり、うらやむ姿もありました。
眉や口元をピクピクさせて恐怖をあおるミシルお得意の場面より、トンマンによってはがされていく鎧の奥の顔の方が、はるかに魅力的なんです。
特筆すべきは、トンマンがミシルを越えた瞬間に見せるあの、ミシルの、感に堪えないといった表情でしょう。
一瞬、打たれたように恍惚となる。
ミシルはいわば「時代と寝た女」。
その時代を牛耳るためにあらゆる手練手管を用いてました。
その彼女が、自分では制御できない新たな時代の波をトンマンに感じたとき、最も官能的な「無」の状態になる。

トンマンあってのミシル、ミシルあってのトンマン。
この二人の稀有な関係が、物語に引き込んでくれる最大の力なんです。

ミシル好きの証明その5「二度目の視聴に導く力」
ミシルの圧倒的な存在感は、他の役柄とのバランスを崩して物語の本質を隠しました。
私の場合、ミシルの死後50話をこえたあたりで「はた」と気づいたんです。
「このホン、とんでもなく構成が複雑で多様!ええっ、こんな仕掛けあり?」・・・とか、「主役の子、淡白にみえてかなりしっかりドラマを支えてる!これ、ミシルばかりに気をとられてないで、最初から見直さなくちゃ!!!」・・・って。
で、二度目の視聴に突入。
今まで韓国ドラマといえば、20話ほどの短いドラマさえ完全視聴できなかった根性なしのワタクシが、別の物語をもう一度観るように二度めの視聴も最後まで観てしまいました。
そしたらまあ、見えてくる見えてくる。
最初に気づかなかった優れた人物造形、演技者のこだわり、ホンの構成力・・・。これはある意味、ミシルが最初に煙幕をはってくれたおかげ。
一粒で二度おいしいってやつ。
最初から、ミシルがトンマンとバランスよく配置されていたら、こんなふうに再視聴することなく、本当のトンマンにも出会えなかったかも・・・。
そう考えると、ドラマとして失敗しているはずのアンバランスさが、私にはありがたかったんです。

・・・というわけで、私はミシルをこよなく愛し、感謝の念さえ抱いています。
ミシルは、滅びる側の人間がまとう狂気、悲哀、諦念、そして次世代への憧憬など、すべてを含んで倒れて行きました。
その様は、トンマンに対する思いの深さ、不可解さ、強さを感じさせて、この物語を特別なものにしていった。
ミシル、ありがとう。

さて、ミシル嫌いの疑いは、晴れましたでしょうか?
(あ、でも、ミシルの最期が美化されすぎている点には異議あり。これはまた別の機会に・・・)
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COMMENT

ミシル礼賛…は出来ませんが(笑)
didi様、こんばんはーv
ミシルの記事、自分ではなかなか書かないので、面白く拝見しました!
didi様は最初はミシルに注目だったんですねー。私は真興王に、次いでムンノの殺陣の素敵さ、そして映像美と飽きさせない脚本に惹かれたので、とうとうミシルにはハマらず仕舞いでした(笑)
と言うわけで、礼賛ではないのですが、失礼を。

私から見たミシルは、思想家に近かったトンマンを現実的な政治の世界に引き込んだ存在であり、何よりも「統べる」ことに特化した政治家…ですね。ピダムはミシルよりさらに「統べる」ことに特化してますし、勿論ミシルと違う部分がありますが、とにかく二人とも、貴族なり民衆を従わせる能力が天才的にあると思います。
ただ、「統べる」ことは出来ても、「導く」ことは出来ない。それが、didi様に「終わった政治家」と言う印象を与える一因になったのではないでしょうか。

ミシルが憧れた真興王やトンマンは、正直、「統べる」能力に関してはミシルに劣ると思うんですよ。真興王もトンマンも、「こいつは裏切らない」と政治的に信じた相手に裏切られていますから。
でも、二人は「導く」政治家(と言うか、思想家?)
周囲を自分の目指す未来へと導き駆り立て、走らせる能力に長けている。その、ある意味子供のように夢を見る姿が、「統べる」と言う現実にしか生きられないミシルの渇望を生み出し、第1話と46話辺りのキレるミシルに繋がるんじゃないかなーと。無い物ねだりと言うか。

変な例えなんですが、舞台でも、天才的な演出家がオリジナル作品を書き下ろして上演したら、限りなく駄作に近い、と言うことがあります。また、そう言う時に限って、いつもは天才的な演出すら、ビミョーなものになってしまったりする。
ミシルは、この天才的な演出家タイプなのではないか、と私はドラマを見ていて感じました。
事実、ドラマでミシルが語っていることの中身は基本的にただの「目眩ましの手段」でしかなく、その手段が非常に鮮やかかつ巧妙であるだけで、変革をもたらすような目新しいことは何もありません。そう言うことを言うのは真興王、トンマン、あるいはチュンチュであって、ミシルは彼らの作家性、オリジナリティーを前にして、ミシルオリジナルの思想で人々を「導く」ことは出来ない。

あ、トンマンがミシルの前で最も輝くのは、ミシルのトンマンに対する思いの丈を、ミシル役の女優さんがしっかり演じたからだと私は考えています。脚本から言えば、ピダムもミシルに負けないくらいトンマンを輝かせることが出来たはずなんですが、そっちは役者さんの力不足でしたねー(←ちょ)
2011/10/05(Wed) 18:26 | 緋翠 #3GLxEfT. [Edit
Re: ミシル礼賛…は出来ませんが(笑)
緋翠様

コメ、ありがとうございます。やっぱ、面白いですね。緋翠様の論は。
そういえば、緋翠様のミシル論って・・・あまりなかったような・・・。

> didi様は最初はミシルに注目だったんですねー。
・・・というか、ミシルに注目しろ、と言われて押し付けられて観たんです。薦めてくれた人が、感想をきくとき、ミシルのことばかり聞いてくるから、次に会ったときのためにミシルをちゃんと見とかなくちゃ・・・・って感じ。プレッシャーに負けました。
でも、トンマンは、ファンタジーの主人公として、なかなか充実したキャラで、最初から大好きでした。
王女、女王にいたる段階で、トンマンはかなり抑制された存在になってきていますよね。
その、抑制されたトンマンの魅力に取り付かれたのは、再視聴のときです。

> と言うわけで、礼賛ではないのですが、失礼を。
・・・って。これもね、「礼賛」なんて大げさなことを書いたけど、友人からのリクエストに応えただけのこと。
タイトルまで指定してくるんですよ。ミシルファン、あなどれません。
でも、ちっとも礼賛になってないって、文句いわれました。結局、トンマンのことが書きたいだけじゃんって。
そんなつもりはなかったんですけどね(いや・・・ちょっとはあったかも・・・)。
>
> 「統べる」ことに特化した政治家…
・・・というご指摘、面白いですねえ。うん、そういうことなんですよね。きっと。
> ただ、「統べる」ことは出来ても、「導く」ことは出来ない。
そう、それを書きたかったんです。ちゃんとした表現で言い換えてくださって、ありがとうございます!
「統べる」政治と「導く」政治の二元論かあ・・・。ううん・・・面白い・・・。

> ミシルが憧れた真興王やトンマンは、正直、「統べる」能力に関してはミシルに劣ると思うんですよ。真興王もトンマンも、「こいつは裏切らない」と政治的に信じた相手に裏切られていますから。
・・・という点についても、なるほど、と。
緋翠様は、ピダムの政治家としての技量について、トンマンやユシンに勝っている部分を具体的に挙げておられましたね。それを読んで、政治を語ることの面白さもなんだか教えられたような気になっていましたが、さて果たして政治に疎いこのワタクシ、どこまで理解できるか・・。なにせ、神教と政治の分離とか、相場いじりの経済政策とか、そういう、トンマン的なわかりやすい部分しか認知できていないもので。でも、「統べる」政治の背景と展開かあ・・。そういうふうに考えると、ミシルについてもまだまだ書けるような気がしてきたなあ。

> ミシルは、この天才的な演出家タイプなのではないか、と私はドラマを見ていて感じました。
> 事実、ドラマでミシルが語っていることの中身は基本的にただの「目眩ましの手段」でしかなく、その手段が非常に鮮やかかつ巧妙であるだけで、変革をもたらすような目新しいことは何もありません。そう言うことを言うのは真興王、トンマン、あるいはチュンチュであって、ミシルは彼らの作家性、オリジナリティーを前にして、ミシルオリジナルの思想で人々を「導く」ことは出来ない。

これね、これ。緋翠様のようにはうまく表現できませんが、ずっと同じように思っていました。
ミシルのコンプレックス。これを徹底的に刺激するトンマンという存在。
これをね、いつかちゃんとまとめられるといいなあとおもってます。
そのときはまた、緋翠様の文を引用させていただいていいでしょうか?

ちなみに、ミシルファンは、一度の視聴でやめた人が多く、感想もあまり突っ込んでこないけど、私が火をつけてトンマンに注目した子は、結構饒舌な感じで、かたるようになってます。
これ、面白い傾向ですよね。

「トンマンがミシルの前で最も輝くのは、ミシルのトンマンに対する思いの丈を、ミシル役の女優さんがしっかり演じたからだと私は考えています」。
・・・そうなんです。だから、ミシル、好きなんです。

「脚本から言えば、ピダムもミシルに負けないくらいトンマンを輝かせることが出来たはずなんですが、そっちは役者さんの力不足でしたねー(←ちょ)」
・・・って。そうですね。ちょっと残念でした。王になったトンマンは、相手から発せられるものに応えるしかない立場で、自分から働きかけるのが難しかった役なので・・・。もうちょっと押しの強い役者さんだったらなあと思ってました。
でもまあ、トンマンの相手として、かっこよかったから、許してあげてください(私はこれで、気持ちをおさめてます)。

ワタクシメの記事にそった緋翠様の論を読めて、なんか幸せでした。
また、お話できる機会を楽しみにしております。
2011/10/06(Thu) 00:05 | みやdidi #- [Edit

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