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2011.10.05 *Wed*

善徳女王・・・魂で出会う・トンマン&ピダム

ユシンのことを書こうと思っって、比較のためにトンマンとピダムのつながり場面を確認してたんです。
そしたら、これが楽しくて楽しくて。
悲しいことばかりじゃなかったなあって思えて・・・。
トンマンとピダムの「あ・うん呼吸」、観ていて痛快ですよね。
で、いつからふたりはあんなに気が合ってたんだ???って、もう一度考え直してみまして・・・・。(・・・つまり、ユシンはちょっとお休み。またあとで)

問題児ピダム登場の場面検証
思えば、ふたりは、出会った最初のころから「特別」でした。
第22話冒頭、ユシンパパがトンマンに刺客を送って襲わせた場面からです。
たった一人で大勢に囲まれたトンマンの前に、ピダムが風のように現れてすっぱすっぱと敵を倒していく!
・・といってもこのときのピダム、問題アリアリ。たとえば、
☆これだけ暴れまわる動機が、鶏肉をだめにされた仕返しってのはどうよ・・・とか。
☆鶏肉レベルの動機でこんなに人を殺せるもの?何考えてるんだこいつは???とか、
☆だからぁ!なんで血をみてそんなに嬉しそうにするわけ???とか、
☆なにより、強すぎだろ。お前、何者!
・・・と、トンマンが考えたかどうかは知りませんが・・・
とにかく、ピダムには、トンマンに送られた刺客よりもさらにヤバイ感じが漂っておりました。

トンマン、ピダムを認識「こいつは私を傷つけない」
で、敵が退散し、死体があちこちに転がっている中、トンマンは初めてピダムと二人きりで向き合います。
緊張のために思わず剣を向けてしまいますが、でも彼女、このときすでにわかってましたね。「こいつは自分を傷つけない」って。
これはちょっと不思議な反応。
「近づく奴はみんな敵!」という窮地にいたトンマンです。いくら敵を倒したからって自分の味方とは限らない。
客観的にみると、ピダムは、どうみたって危ない奴だし。
実際、あとから駆けつけたユシンは彼をみて極度に緊張し、トンマンを守ろうと剣を抜lきました。
トンマンは、これを、「いけません。命の恩人です」と即座に止めました。
最初にこの場面を観たときは気にならなかったんです。実際、命を救われたわけだから自然な台詞に思えた。
でもあとからよくよく考えると、このトンマンの理解はぶっとんでますよ。
繰り返しますが、どうみたってピダム、怪しいから。
おそらくこれまでのピダムは、こういう場面で結果的に誰かを救ったとしても、その人たちにすら恐れられ、逃げられていたことでしょう。(まあ、彼は全然気にしないだろうけど)
トンマンは違う。きっちり、自分は救われたんだとわかっている(まあ、動機は鶏肉なんだけれども結果が大事、ということで)。
このときからトンマンは、ピダムのことを、自分の側の人間だとすでに知っていたんです。

ピダムの無邪気な取り引きに救われるトンマン
ピダムは、いつ、トンマンを認識したか。
これは異論がないと思います。トンマンから「ありがとう」といわれた場面。あそこですね。
薬草との交換で売ろうとした奴からお礼を言われ、一瞬、ピダムの思考が停止する。
でも、この一瞬を引き出したのは、やはり上記に揚げた、トンマンのピダムに対する「ぶっとんだ理解」です。
ユシンを牢に閉じ込めてトンマンを捕縛したピダムの裏には、ソルォンがいたわけですから、完全に敵の側ですよ。
でもトンマンは、ピダムが、王室やミシル側の人たちとは決定的に違うとわかっている。
これね、もしトンマンを捉えたのが王室かミシル派の手下であれば、トンマンは絶望のうちにもがいています。
これで王室が助かる、ミシル派の勢力が増すというような、政治の道具として扱われるのは納得できないでしょう。
だけど、病人救済という前提で、200引くお前・・・というピダムの計算は、トンマンの理解の範疇。ピダムにとっては無邪気な取り引きで、理にかなっていると思うから、救いさえ感じることができる。
だから大人しく捕縛を受け入れ、「200人の命が救われる」という状況を作ってくれたピダムに「ありがとう」と言う。
もちろん、ユシンにはそんなこと全くわかりません。彼にとっては、トンマンを捉えようとする連中はみな同じ。ピダムもあっち側の人間と思うから、まあ、わめくこと、暴れること。
後にムンノが批判するように、ピダムの行為は道徳的に許されることではないでしょう。
疫病の村で薬草を手に入れて患者を救おうとする行為と、弱き者を捕縛し売る行為のギャップは、誰も理解できません。
ユシンはムンノ的な人間ですから、このむちゃくちゃな男にトンマンが蹂躙されるのは我慢ならなかったと思います。
でもトンマンは違います。交易地で育ったのち、無法地帯を長く旅していた少女は、道徳観に阻止されない自由な取り引きが当たり前に行われる事に馴染んでいます。

ピダム、魂でトンマンと出会う
捕縛され、売り渡されようとするこの場面、「トンマンは絶望して死を覚悟していたからなあ」とか、「ピダムに善悪はわからんだろうから」とかって、ぼんやりみていると、さらりと流してしまいがちなところ。
「絶望トンマンは元気がなくてつまらない」なんてボケた感想を言ってしまうハメになりますよ。
だから皆様、ちゃんと彼女の表情を追ってください。先入観なしで、きちんとトンマンに対峙してください。
腹の据わったトンマンの、トンマンなりの事態の受けとめ方、絶望の形に胸を打たれますよ。
トンマンは決して、投げやりになって「ありがとう」といったわけではなかったんです。
生きる道はないとしたら自分の最後にどう始末をつけるか。
ひどい状況の中でもトンマンらしく前向きに、能動的な死を決意している。
絶望しているけど顔をあげて死のうと覚悟する。諦めているけど「ちゃんと死ぬ」ために闘志を抱く。
自分が消えることで、理不尽な連中を喜ばせるようなことだけはしない、と。
ピダムに対する「ありがとう」は、彼女の状況や感情、これからの運命、すべてが集約された一言でした。
この一言をまともにくらったピダムは、これまでとは違う存在の手ごたえに立ち止まる。
おそらくこれまで、世にも人にも関心を払ったことのなかった男が、ここで「心を動かされる」わけです。
ソルォンにトンマンを引き渡した後も、すでに終わった取り引きなのに後ろ髪をひかれ、トンマンのことをずっと考えてしまう。
小刀を使わなかった意味は?「ありがとう」の意味は?
彼女の言った言葉ひとつひとつを頭の中で追ってみる・・・。
深く考えずに生きていたであろうピダムですが、一旦思考が回ると理解が早い!
言葉で理屈を組みかえるより早く、感性で物事の本質をつかんでしまうピダム。
彼はすぐに、最も重要なひとつの結論に至る。
「あいつは死ぬ気なんだ」
そこで走るんです。トンマンの死ぬ気の、その色、形、構造までを感覚でつかんでしまったから、ピダムは突き動かされたんです。
一行の姿がすでになく、一度立ち止まって思案する。やめようか?なんで助けるんだ?
・・・でも、その結論が出るより早く、やはり彼の身体が動き始める。
トンマンに出会ってしまったら、もう、彼に引き返す道はない。

ユシンよりもはるかに近く・・・
ここまで考えてくると、ふたりは最初から、魂の出会いを果たしていたんだと思えます。
面白いのは、ユシン・トンマンとともに追っ手からなんとか逃れたピダムが、「お前死ぬ気だったろう」とトンマンに言い放ったときの、ユシンの反応。
それは本当か、と仰天し、情けない、どうしてそんなことを・・・と、いたく動揺する。
そのユシンは、トンマンが覚悟した「死」の形がわかりません。ひたすら「情けない」ことでしかない。
命をかけて守りたいという思いに嘘はないものの、ユシンは、どうしたってトンマンの根っこがわからない。
ずっと一緒にいるユシンでもわからないトンマンの本質を、わずかな時間でストンと理解してしまったピダム。
人の気持ちを知ろうとすること、誰かを守ろうとすること、魂で呼応して同じリズムの中で生きていくということ。
これは全部、今まで知らなかった「生きる」ことの意味。
白黒だった世界が、一瞬でカラーに切り替わったような。突然世の中が明るく照らされるような。
そしてこれ以後、トンマンの「ありがとう」と「ごめんな、悪かった」というふたつの言葉は、ピダムにとって魔法の呪文となり、彼の人生を特別なものに変えていきます。

(・・・ああ、長い・・・。言い切り口調で書いちゃったけど、なんか、妄想爆発ですみません。
深読み専門、戯れ言ブログですので、お許しください。)



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COMMENT

トンマンとピダムには幸せになってほしかった。
ピダムとトンマンのブログを読みました。
私も同感です。トンマンとピダムは恋愛していたんだと思います。

ピダムと出会ってトンマンは初めて王として女としての生き方に直面したのでしょう。
どんな時でも冷静に策略的に行動してきた女王がピダムのこととなると女王として行動できず、女として行動してしまう。そんな危なげな行動が周りの策略にまんまとはまってしまう。

ピダムは一貫してトンマン一筋に臣下として男として生きて行けたはずなのに・・・。

ピダムがあまりにも純粋で幼いと周りは言うけれど、ピダムは本当に幼かったのだろうか?

トンマンを女王の生活から救ってあげたい、女としての生き方を与えてあげたいとすべてを賭けてトンマンに会いに、トンマンの名前を呼んであげるために戦いいったのだろう。

それが幼いのか?私はピダムが幼いとか純情すぎるとかのコメントを聞くと、つい反論したくなる。

トンマンの本心を常に理解していたからこそ、ピダムは女の幸せを与えようと選択したピダム。

トンマンの魂が見えてしまうからこそ、葛藤と罠にハマってしまったピダム。

ピダムが女王トンマンの目の前にして倒れて死んで行くとき、トンマンも倒れてピダムを見つめたとき、二人の愛を感じました。

トンマンもそこで一緒に死んだんだと思います。

だから、あの世で二人は幸せに暮らしていることを祈っています。

だから、このブログを読んだ私は救われました。

ピダムが哀れで仕方がなかった。まるでピダムが浅はかな人間のように評価されていたから。

また、ピダムとトンマンについて書いてください。
2012/04/23(Mon) 07:24 | tsuru #- [Edit
Re: トンマンとピダムには幸せになってほしかった。
> ピダムとトンマンのブログを読みました。
> 私も同感です。トンマンとピダムは恋愛していたんだと思います。

いらっしゃいませ!、
「トンマンとピダムには、シアワセになってもほしかった」って、なんてど真ん中な呼びけでしょう。
ぞくぞくしちゃいます。
そうなんですよ、ほんと、その気持ちだけで、善徳女王を長く引きずってしまう、このドラマのうまい仕掛けです!

> ピダムと出会ってトンマンは初めて王として女としての生き方に直面したのでしょう。
> どんな時でも冷静に策略的に行動してきた女王がピダムのこととなると女王として行動できず、女として行動してしまう。そんな危なげな行動が周りの策略にまんまとはまってしまう。

> ピダムは一貫してトンマン一筋に臣下として男として生きて行けたはずなのに・・・。

そうなんですよね。恋愛偏差値としては、ピダムの方が上なんです。
彼には迷いがなかった。
トンマンには自分しかいないことを、最初からきっちりわかってましたよね。

> ピダムがあまりにも純粋で幼いと周りは言うけれど、ピダムは本当に幼かったのだろうか?

「幼い」とは思いませんが、あまりにも純粋すぎたかと思います。
トンマンのそばにいるためには、もっと政治的になってもよかったかも。
ただ一途にトンマンを思ってしまったときに、「幼い」と誤解されるような存在になってしまったかもしれません。
それでも、王女から女王に至るまで側近として政治手腕をふるっていたことを思えば、十分に大人として計算できる人だったんですよね。
それが、最後の最後、トンマンのぎりぎりの場面になって純粋すぎる少年・ピダムが目覚める。
まあ、だからこそ、このドラマが面白くなっているんですけどね。
切ない・・・といえば、切ないですよね

> トンマンを女王の生活から救ってあげたい、女としての生き方を与えてあげたいとすべてを賭けてトンマンに会いに、トンマンの名前を呼んであげるために戦いいったのだろう。
>
> それが幼いのか?私はピダムが幼いとか純情すぎるとかのコメントを聞くと、つい反論したくなる。

同感です。幼いって言われると、なんか、否定されているみたいで。
ピダムは、あの行為によってトンマンを救ったんだと思うから、あれはあれで、ピダムの幸福だったんですよね。
>
> ピダムが女王トンマンの目の前にして倒れて死んで行くとき、トンマンも倒れてピダムを見つめたとき、二人の愛を感じました。
>
> トンマンもそこで一緒に死んだんだと思います。

ワタクシも、そう思います。
死んだというか、一緒に還るべき場所を定めているというか。

以前から思っていました、ユシンたちは地上のもの。トンマンとピダムだけが、天井の意思だと。
二人は、お互いしかいないことを、随分以前から知っていたような気がします。

> だから、このブログを読んだ私は救われました。
>
> ピダムが哀れで仕方がなかった。まるでピダムが浅はかな人間のように評価されていたから。

あ、これ、過分な評価、ありがとうございます。でもわたくし、わかります。
ワタクシも、トンマンを根こそぎ理解してくれるような文章に出会うと、ぞくぞくとしますから

ピダムは、なすべきことを完遂しました。
トンマンは、ピダムの愛をきっちり受け取ったんだと思います。

とにかく善徳女王は、特殊な吸引力をもったふしぎな世界でした。
そろそろまた、あの世界に戻りたい気分がしています。

また、語り合いましょうね。
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2012/04/23(Mon) 17:04 | didi #- [Edit
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2012/07/10(Tue) 21:02 | # [Edit
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2012/07/25(Wed) 10:12 | # [Edit

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