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2011.10.26 *Wed*

善徳女王「優でもなく劣でもなく、己れを信じて・・ユシン&ピダム」

ユシンの「男気」をちょっと考えてみた。

ユシンって奴は、愚直で一途。
巌のような精神力と粘り強さで物事を成し遂げようとする。
自分が信じた道については融通がきかず、頑固一徹。
だけれど、自分には考えもつかない自由闊達な発想で状況を開いていくトンマンに対しては、素直に感銘を受け、最大限にサポートしていく。
不正を忌み嫌うけれど、自分が理解できないものについて偏狭に否定することはない。

非の打ち所がありません。
この調子で、常勝軍団の将軍として崇められるようにもなるわけです。
で、ワタクシが彼に見つけた一番の魅力はどこか・・・といいますと。

自分にはない才能を認め、穏やかに受け入れていく包容力です。
その包容力がピダムに対して向けられると、ああ、やっぱりトンマンを愛してるんだなって思えるんですよね。
(すみません。せっかくユシンを語っているのに、結局、トンマン話です。ムンノに認められた王としての資質とか、軍師としての才能とか、三韓一統を目指すひたむきさとか、そういう高尚なことではなく、結局のところ、「トンマンをどう愛するか」という話になります。いつもながら、情緒で書き飛ばす戯れ言です)

ユシンとピダムは多分、水と油。交じり合うことはない気質ですよね。

出会いは最悪でした(21話)。
トンマンとの逃避行の最中にピダムに出会ったとき、ユシンは「気に食わない奴だ。近寄らない方がいい。早くここを離れよう」・・・と大いに警戒していました。
ユシンってかなりのニブちんと思っておりましたが、このときはさすがに恋する男のカン。自分には理解できないスペックで、トンマンを別世界に連れていってしまう異邦人であること、きっちり察していました。
ピダムが自分を牢に閉じ込めた上にトンマンを捕獲しちゃったあたりでは、もう、ほとんど仇(かたき)状態。
逃避行をやめて王になると決めたトンマンは、最初、ユシンを置いて行っちゃいますが、ユシンが都に戻った彼女を捕まえたとき、そこにピダムの姿がありました。「なんでお前がいるんだよ」っていう細かい表現、ユシン役の方はきっちり見せてくれてます。

それがどうしてピダムを認め、受け入れることになっちゃったんだか。

ワタクシが最初に、「ユシンはピダムを認めてるんだ」と思った場面は、トンマンが天文台を造ると公表した後の宮中です。
神権を放棄して格物の情報を民に開示するという王女の決定に対し、宮廷内では賛否両論が飛び交いました(いや、ほとんど理解されないか、否定されてたのかな?)
ユシンとアルチョンも戸惑いが隠せず、是非を論じていましたが結論が出ない。そのとき、ユシンが、そばで黙っていたピダムに聞くんです。
「お前、どう思う?・・・」って。
このときピダムはまだファランではないし、王女様に忠誠を誓ってもいません。
そのピダムに意見を聞く・・・。
ピダムは、「わかってないなあ、お前ら。王女様は天才なんだ」と言ったきり、是非には触れず出て行ってしまうんですけど、そのときユシン、はっとするんです。小さな衝撃を受けたようなお顔。
(ユシン役の役者さん、こういう細かいところで気持ちをうまくつないでますよね)
そうなんですよね。「神権放棄・情報開示」がいいか悪いか、という問題ではなく、トンマンが解決しようとした元の元の問題をピダムは理解している。
その後一人になってつぶやく言葉、「神権を奪うのではなく、なくす・・・ってか?」という根っこの理解。
前記事「魂で出会う」で、トンマンはピダムに対して「ぶっとんだ理解」を示すと書きましたが、ピダムもまたトンマンに対する理解が迅速かつ的確。
表面的な事象ではなく、なぜ彼女がそう思うのか、なぜそういう行動に出るのか、の、根本をつかみます。
この理解力において、ピダムの横に出るものはいない・・・(と言いたいところですが、後になってチュンチュが登場しますね。彼もまた、トンマンに対する察しの良さは超一流。ピダムの最大のライバルだと思いますが、これはまた、後ほど。)

ユシンは、ピダムの「トンマンに対する理解力」を理解していました(ああ、ややこしい)。彼を認め、受け入れていたと思います。自分がトンマンに与えることのできない力。
ピダムがその力を持っていることは、ユシンにとって・・・頼もしくて、ありがたくて、そして、悔しくて寂しい。

ユシンとピダムという、水と油の二人は、間違いなくひとつのチームでした。
だからこそ、最後の最後にトンマンがピダムと結婚を決めたとき、ユシンは穏やかにその事実を受け入れ、祝福するのでしょう。
客観的に考えると無茶な結婚です。誰もが自分に及ぼす利益と損益を考えて右往左往する。
そんな状況を引き起こしたとしても、トンマンは結婚を決めました。それがどれほどの思いか。
政治的などんな軋轢を生んでもピダムを傍に置きたかったトンマンの気持ち・・・。王として許されるとか許されないとか、そんなことを二の次にしても彼を求めたトンマンの心を、宮中にあってユシンだけは受け止めました。
「陛下には慰めが必要です。陛下の慰めはピダムしかいない・・。」
穏やかに。どこまでも穏やかに。

ユシン自身がトンマンに与えてあげたものより、トンマンがユシンに与えたもの、ユシンがトンマンに与えられなかったもの・・・過去が交差してしまう。
ユシンがどうしても埋められないトンマンへのそれらを、ピダムが埋めたのだとしたら・・・?

思えば、司令部令の調査でユシンが追い詰められていたときも、なぜピダムが自分を排斥しようとするのか、その理由さえユシンは受け入れていたのかもしれません。
大耶城陥落直前、「私より聡明なはずのお前がなぜ、今の状況をわからないのだ」とピダムに訴え、百済討ちにに発つときには、「私が勝って功績を残すのはいやだろう?」とピダムに問うています。
新羅のための公の気持ちと、トンマンを守る男としての気持ちのせめぎ合いの中で、ユシンもまた引き裂かれてますね。
トンマンには、新羅の未来を背おう確固たる王であってほしい。その一方で、少しでも重荷を下ろしてくつろぐ時間を過ごしてほしい・・・。
トンマンのことを考えるときに、ピダムという男の存在は常にはずせなかったような気がします。
「お前の恋心で陛下を苦しめるようなことはするなよ」
・・・ピダムへの最後の忠告。
ピダムのトンマンへの愛が、どれほど危険なものか。その気持ちに、女として応えようとするトンマンをみて、最も傷ついたのはユシンかもしれない。
それでも受け入れるんです。国の益しか考えなかった男が、国の益よりもなお大事な、女としてのトンマンの幸福を考えてくれるんです。

ピダムの最期・・・。トンマンに近づこうとするピダムに最期の一撃を与えるのは、ユシンでした。反逆者への憎しみや否定ではなく、身内に対する切実な愛情をもってピダムの遺言を引き受け、致命傷を与えるユシン。

・ ・・彼は、ピダムが最後にトンマンに与えたものの意味を、確かに知っていたのだと思えてなりません。
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