09
:
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
: < >
--.--.-- *--*

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012.04.23 *Mon*

漫画実写化の成否⑥・・・「トドメの君とど・君に届け」

最初に、言い訳を。
原作を読んでおりません。
娘が全巻借りてきて「これ読んで」とせがんできましたが、だめでした。
いえ、決して、批判的だったわけではありませんよ。
少女漫画の王道。
揃えるべきものはすべて揃えて、きめ細かく展開させていく。
名作に違いありません。
ただやはり、経験値として、「もういい」世界なんですよ。
このテの、思春期の感受性に見事にリンクしているような世界は、ワタクシすでに、17歳の頃から異次元でしたから。

ここまでしっかり成熟・発酵(腐敗ではなく)のオトシゴロになりますと、一巻を読んだ時点でご辞退申し上げたい気持ちになったわけです。

にもかかわらず。・・・そうなんです。映画は、劇場まで足を運んで観ちゃったわけです。
理由はもう、ご理解いただけますね。

ヒロインが、多部未華子だったから。

ほんと、「デカワンコ」に次いで困った事態でした。
こんな気恥ずかしい映画、観にいけないから。

自分ひとりなら、DVDが出るのを待っていたと思います。
ただ「多部ちゃんファン仲間」にひとり、独身30代男がおりまして。
こいつは、多部ちゃんの映画なら封切り公開初日に観にいくというルーティンを、生真面目に守り続けております。
で、ワタクシが誘われました。
他に誰も付き合ってくれない!
didiさんほどの多部ちゃんファンなら一緒に行ってくれるでしょ、ってな感じで迫られまして。
仕方ない、行きましたよ。ティーンエイジャーの集団に混じって、観てきましたよ、初日に。
ただやはり、気恥ずかしさが勝っちゃいましたから、娘も連れていきました。
高校生の娘に付き合ってます、って感じで。
実は、ワタクシたちが、付き合ってもらってたんですけどね。

で、観た映画の感想・・・。

なんだ、監督も同じじゃん、・・・ということでした。

熊澤直人監督さん、あなたもこの、少女漫画ばりばりの思春期オーラに満ちた作品に恐れを抱きましたね。
自分が踏み込んでいいかどうか、あまりにも純な登場人物を、自分みたいなオジサンがいじっていいかどうか、ちょっと悩みましたね。

その戸惑いが、映画の画面にありありと出ていました。

この映画の制作陣は、決して原作をバカにしていません。
「花より男子」をはじめとする、少女漫画実写化チームのドラマ部門の大人たちに比べて、熊澤直人さんたちは、かなりきちんと、この純な世界を受け入れ、これを映画化するに当たり自分たち大人のセンスで昇華しようと努力しましたよね。
原作ファンだけでなく、大人にもメッセージを残せるように作品を大事に扱い、努力をしていたと思います。
その誠意は、まずキャスティングに現れていました。

その象徴が、千鶴役の蓮佛美沙子とビン役のARATA。
ミーハーな青春映画に仕上げようと思ったら、もっと軽いネームバリューを使うでしょう。
でも、爽子の友人役として最も重要な千鶴に、実力派の蓮佛美沙子をもってきた。
これは、青春映画のレベルを3段階ほど上乗せするいい仕事です。
蓮佛美沙子は多分、今までやったことのない役だと思いますよ。
現実離れするほどのはじけ方。
ちょっと無理やりな感じもありましたが、それでも等身大のエネルギーで、思春期の真面目さ、その反面の軽さ、思いのタケを精一杯を出し切っていたと思います。
これからが本当に楽しみな女優です。

ARATAは、監督の免罪符かな。
ビンという役は、下手をすると、この作品が一番浮き足立ってコメディ的にウカウカとなる位置です。
ここに、いまどきのお笑い芸人を使ったりせずに、クセモノ本格派役者を配することで、軽くなる部分に重石を乗せた恰好になりました。

監督は本気です。
この、思春期少女漫画的世界満々な作品を、大人の枠の中で昇華させようとしています。
成功したかどうかは、観た人の主観にまかせますけどね。

で、内容です。

ワタクシはちゃんと、感動できました。
不器用な爽子は、痛いほど普遍的な存在です。
「好きか?」と聞かれて、「好きじゃない」と応える。
「好きよりもっと、もっと・・・」と、言葉で表現できない気持ちを伝えようとする。
それが誤解を招く、不器用な人。
その彼女が、ちゃんと他人と気持ちをつなげようと努力する姿は、誰にも覚えのあることですから。

三浦春馬くん、いい作品に参加できましたね。
彼は、インタビューの中で応えています。
これまでの出演作品(ブラッディマンディとか)では、せっぱ詰まった状況ばかりで演じていたから、ただ振り向くだけでも、「鋭すぎ、早すぎ」って言われたらしいです。
ごく普通の日常。ごく普通の青春と恋愛。それをごく普通に演じることが、難しかったと。

でも、多部ちゃん演じる爽子を、きっちり愛してくれてありがとう。
あまりにも現実感のない「風早」は、難しかったと思います。
それでも、爽子に対する気持ちだけは、ちゃんと伝わってきました。

おかげで、多部ちゃんの素直な思春期の涙を見ることができました。

ほんと、普通であること、素直であることが、今時はどんだけ難しいことか。

この映画の世界に入ることができるということは、自分が素直になるということ。

そういうことだと、改めて思います。
スポンサーサイト

COMMENT

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012/05/02(Wed) 20:11 | # [Edit
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2012/11/07(Wed) 20:15 | # [Edit
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2012/12/01(Sat) 01:03 | # [Edit
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2014/07/17(Thu) 15:15 | # [Edit
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2014/07/20(Sun) 11:07 | # [Edit
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2014/07/26(Sat) 20:52 | # [Edit
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2014/07/28(Mon) 13:46 | # [Edit
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2014/07/31(Thu) 17:10 | # [Edit
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2014/08/08(Fri) 01:00 | # [Edit
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2014/08/13(Wed) 23:40 | # [Edit

Comment Form


非公開コメント


TRACKBACK

TrackBack List

最初に、言い訳を。原作を読んでおりません。娘が全巻借りてきて「これ読んで」とせがんできましたが、だめでした。いえ、決して、批判的だったわけではありませんよ。少女漫画の王...
2012/04/23(Mon) 16:30 | まとめwoネタ速suru [Del

プロフィール

didi

Author:didi
FC2ブログへようこそ!













検索フォーム







ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



Copyright © Didi’s Table All Rights Reserved.
テンプレート配布者: サリイ 素材: ふるるか ・・・
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。